2009年11月06日

代行のススメ@ユーロスペース

代行のススメ

名優・山田辰夫について語るトークショー
山口智(監督)×若松節朗監督『沈まぬ太陽』

山田辰夫最後の主演作品(時期的に遺作は「沈まぬ太陽」になるとのことですが)

「ぜったい、ぜったいおすすめ!」と派手にふれまわるような映画ではないけれど、じっくりじんわりとくる作品です。
なによりもよかったのが、説明的なシーンやセリフがほとんどないこと。昨今の視聴者の読解力や想像力などひとつも信用していないようなドラマに辟易してる身にとっては、こういう行間を読ませるような演出や役者の演技にほっとする思いでした。
劇中何度も出てくる食事のシーン。ただ普通にご飯を食べているだけなのに、その食事の風景だけでその時の家族の状況がちゃんと伝わってくるのがとても印象的。

山田辰夫と夫婦役を演じた円城寺あやがよかった。円城寺さんて遊眠社時の印象が強くて私の中ではずっと少年のイメージだったけど、この妻であり母という役がすごくリアリティがあって驚いた。ちょっと自分の母親を思い出してしまったほど。

あと途中ちょっとだけ出てくる子役の女の子がこれまたよかった。演技とは思えないほど自然で。あれがもし演技だとしたらかなり末恐ろしいし、演技でないとしたらどうやってあんな風に台詞を言わせられたのか。


上映の後、本作プロデューサーと山口監督、そして「沈まぬ太陽」の若松監督による『名優・山田辰夫について語るトークショー』。
かなり遅い時間だったのでトークショー自体は本当に短い時間だったけど、30年来の付き合いである若松監督とこの作品で初めて出逢ったという若い二人、それぞれが語る山田辰夫という役者の話が聞けて嬉しかった。


代行のススメ



これから歳を重ねてどんな役者になるのか楽しみにしてたのに、こんなに早く逝ってしまうなんて。
posted by sugimaru at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇
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