2007年01月13日

哀しい予感@下北沢・本多劇場

原作:よしもとばなな(小説「哀しい予感」より)
演出:塚本晋也
脚本:黒木久勝

出演:市川実日子/加瀬亮/藤井かほり/奥村知史/松浦佐知子/一本気伸吾


途中20分休憩をはさんで約3時間。
でも観ている分には長いとは感じなかった。

ただ全編通してモノローグが多く、いささか退屈した部分も。
私は原作を読んでないので、なんとも言えないけど
原作の世界を忠実に表現しようとすれば、ああいう形になるのもしかたないのか。

主演の市川実日子は自然な演技がとてもよかった。
のびのびしたお嬢さんというイメージがあったけど、今回のように内面に深く入り込むようなデリケートな役柄にもぴったり。

加瀬亮はちょっとセリフが一本調子かなとも思ったけど。
映画で観るのとはずいぶん違う印象をうけた。

この二人の清潔感のある演技が今回の舞台の空気にとてもよくあっていた。

ただ残念だったのは、おば・ゆきののキャラクターが弱かったこと。
他の人の会話の中に出て来るゆきのはずいぶんとエキセントリックな人物なのに、実際に登場するゆきのにはそんな部分は感じられず、ごく普通の女性といった印象。
もっと見ただけで納得させられるようなキャラにしてほしかった。


全体の感想としては悪くないけど、私はあまり好きじゃない。
塚本晋也と加瀬亮ということで思わずチケットを買ってしまったけど
これまではこういうタイプの芝居は意識的に避けていた。

私が芝居に求めているのは、あくまでも非日常で、荒唐無稽で、けれんで、狂気、と現実ではあり得ないけど劇場という空間ではなんでもありな世界。
今回のような細やかな感情を表現するような芝居は、舞台よりも映画やドラマの方が合っているのでは、と思う。
posted by sugimaru at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇
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