2007年04月14日

演劇キックプロデュース「天国と地獄」@シアターアプル

[劇作・脚本/演出/出演]江本純子
[出演]町田マリー/田口トモロヲ/小林顕作/澤田育子/金子清文/柿丸美智恵/羽鳥名美子/和倉義樹/高野ゆらこ/他


ドタバタナンセンスオペレッタとでも言うのでしょうか?
原作はオッフェンバックの歌劇「天国と地獄」。

作・演出と主なキャストは「毛皮族」という劇団の人たちらしい。お芝居から遠ざかって十数年、こういう劇団があることさえ私は知らなかった。
歌あり、ダンスあり、下ネタあり(?)と、「あぁ、久しぶりに小劇場の芝居を観た」って気がした。
ただし、かなりぐだぐだ感満載。でもこのぐだぐだ感はたぶんこの劇団の芸風なのではないかと…

かなりハイテンションな舞台にもかかわらず、ちょっと引き気味の冷めた客席。
私はこういうナンセンスでおバカな芝居は嫌いじゃないので受け入れられるけど、このステージと客席の温度差は?……私が思うにこの芝居、シアターアプルに合っていないのでは?
これ、もっと狭くてアングラっぽい小屋でやったほうが、演じ手と客の共犯者意識が感じられて面白かったかも。あと、土曜のマチネというのもいけなかったか。昼間に観る芝居じゃないかもね。

この毛皮族という劇団はエロティシズムとうたっているだけあって、途中女の子たちが総勢20人くらいおっぱいを惜しげもなくぽろぽろと出してるんだけど、どう見てもエロにはほど遠い。
みんな胸ない、腰細い、アバラ見えちゃってるし。これって男の人の目にはどう映るか知れないけど、私みたいなおばちゃんから見たら今の若い娘は細すぎて、肉体的なパワーがまったく感じられない。

あ、でもこの芝居の作・演出の江本純子さんがふんどし姿で出てきた時には目を見張った。
この人、女捨ててるな〜って思いながらも、でもかわいい人だなって、ちょっと興味がわいた。


で、演劇キックも毛皮族も知らないままに何故この芝居を観にきったかと言えば、ひとえにトモロヲさんの舞台が観たかったから。

トモロヲさんは神々の王「ジュピター」役。さすがに往年のキレはなかったけど。
せっかくトモロヲさんを起用しているというのに変態度も狂気度もかなり薄め。
とはいうものの、歌いながら唾吐くは、炊飯器のうんこ投げつけられるは、後ろ向いてもぞもぞしているかと思ったらプリンとお尻出しちゃうは、とまさにThat's 田口トモロヲ ワールド。
本人も「十数年ぶりの演劇的リハビリ」とおっしゃってましたが、私はこういうトモロヲさんが観たかったのよ。願わくばもっともっとキレてほしかった!
まあ、さすがにひさびさの舞台はきつかったのでしょうね。最後のフレンチカンカンのところではかなり息があがっていたもの。



あと、この公演、開演前に流れる「携帯きってください」とか「タバコは喫煙所で」とかいうアナウンスがトモロヲさんなの。もうこれだけでかなりあがる私。
しかし周りを見渡せばみんな落ち着いたもの。トモロヲファンは私だけ、だったのか?
posted by sugimaru at 22:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。